横浜連続殺人事件(6巻 episode9.5)
横浜で連続殺人事件が起きていた。
被害者は全員、交差点の真ん中で
はりつけのような形で寝かされていたという。
被害者に共通点が見つからず
捜査が難航する中、1人の男が事件に介入する。
犬堂我路。
かつてバスジャック事件を
起こした主犯の1人であり、
姉である犬堂愛珠を殺害した犯人、
煙草森を殺害してから
海外に逃亡していたはずだった。
しかし、愛珠が事件当日どうして
バスに乗っていたのかという
疑問が解けずにいた彼のもとに
「漂流郵便局」に愛珠の書いた
ハガキがあるという情報を受けて日本に戻り、
そのハガキを読む。
到底自分たちの知る愛珠から
想像できないほどに追いつめられた
精神状態の遺書めいたハガキ、
そしてジュートという謎の名前。
愛珠の手がかりを追う中で
闇カジノにたどり着く。
また、愛珠の部屋に残されていた
寄木細工について聞きに行った
寄木細工ミュージアムで愛珠のことを
知る辻浩増とも出会った。
連続殺人事件は4人目の被害者が出ていた。
体には羽喰十斗の文字があり、
かつての未解決事件である
羽喰玄斗の模倣を匂わせるものだった。
また、彼女のバッグからは
我路の指紋が発見される。
我路の行方を追って訪れた
刑事猫田十朱は辻浩増と接触する。
そして事件は動き出した。
羽喰十斗と羽喰玄斗の事件に
共通していたのは被害者の名前に
十が入っていることだった。
捜査官猫田もその名前のいたるところに
十が入っていた。
猫田はそのままナイフで
腹を刺されてしまう。
羽喰十斗とは誰なのか、
愛珠とはどう関係しているのか、
我路は姉の死の真相に
たどり着くことができるのか……。
そして、十斗が持っていた
いて座のラピスラズリの指輪、
愛珠の寄木細工に入っていた
山羊座のシルバーリング。
同じカウンセラーに
カウンセリングを受けていたという
十斗と愛珠。
謎の解明には至らない。
我路は十斗の指輪を久能整に託すことを決める。
これはちょっと難しかった・・・
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